ローカルLLM おすすめモデル 2026年版|VRAM別に選び方を整理する
以前、複数台のマシンでローカルLLMを試した記録を書いた際、主に使っていたのはGemma 3とQwen2.5だった。あれから状況がどう変わったか、あらためて調べてみたところ、正直かなり様変わりしていた。今回はVRAM容量別に、現時点でのおすすめモデルを整理する。
- 半年単位でメジャー世代交代
- 70%減Q4量子化のVRAM削減幅
- 16GBMoEなら上位クラスも視野に
12026年、半年単位で世代交代している
まず前置きしておきたいのは、このジャンルの更新スピードの速さだ。2026年に入ってからだけでも、Qwen3が3.6、さらに3.8へと更新され、Gemma 3はGemma 4に、DeepSeekもV3.2からV4へと、半年単位でメジャーバージョンが入れ替わっている。 以前使っていたGemma 3・Qwen2.5は、もう一世代・二世代前という位置づけになる。
この記事に書いてあるモデル名も、数ヶ月後には古くなっている可能性が高い。個別のモデル名だけを覚えるより、「どの系統が、どういう傾向を持っているか」を把握しておく方が長く使える知識になる。
2選び方の基本:VRAM容量で決める
ローカルLLM選びの出発点は、手元のマシンのVRAM容量だ。モデルは「量子化」という技術で軽量化でき、代表的なQ4量子化ではフル精度と比べてVRAM使用量を7割程度減らせる。これにより、本来もっと大きなVRAMが必要なモデルも、現実的なサイズで動かせるようになる。
3VRAM別おすすめ(8GBクラス)
ノートPCや、グラフィックボードを積んでいない環境でも動かせる帯。Qwen3.5〜3.8の8Bクラスや、日本語特化のLlama-3-ELYZA-JPなどが候補になる。まず試してみたい人の入り口として現実的なサイズだ。
4VRAM別おすすめ(12〜16GBクラス)
以前RTX 3060 12GBで検証した帯がここにあたる。この帯で面白いのは、MoE(Mixture of Experts)という構成を採用したモデルの存在だ。総パラメータ数は30B規模でも、実際に稼働するのはその一部(数B程度)だけという仕組みになっており、16GB程度のVRAMでも上位クラスに近い性能を発揮できる。VRAMが限られる環境では、こうしたMoE系のモデルを積極的に検討する価値がある。
5VRAM別おすすめ(24GB以上クラス)
24GBを超えてくると、選択肢が一気に広がる。Qwen系の32Bクラスや、コーディング・数学に強いモデルなど、実務での利用に耐える精度のモデルを選びやすくなる帯だ。
6日本語性能を重視するなら
日本語の自然さを重視するなら、まず検討したいのがQwen系だ。多言語対応の中でも日本語の語彙・表現力が安定しているとされる。もう一つの選択肢が、ELYZA・PLaMo・Sarashinaといった国産モデルだ。海外モデルの多言語対応の一部としての日本語ではなく、日本語そのものを主眼に開発されているため、敬語や商習慣的な言い回しの自然さでは安定した評価がある。
7動かない・止まったモデルにも注意
すべてのモデル系統が同じペースで更新されているわけではない。例えば、gpt-ossやLlama 4は、しばらくメジャーな更新が止まっている状態が続いている。名前だけで「有名だから」と選ぶのではなく、直近でいつ更新されたかも、選定時にチェックしておいた方がいい。
8まとめ
- 主要モデルは半年単位でメジャー世代交代
- 量子化でVRAM使用量を7割程度削減可能
- MoE構成なら少ないVRAMで上位クラスの性能も狙える
半年でメジャーバージョンが入れ替わるほど、このジャンルの動きは速い。個別のモデル名を暗記するより、VRAM容量に応じた大まかな選び方と、Qwen系・国産系といった系統ごとの傾向を押さえておく方が、長く役に立つ。実際にダウンロードする前には、Ollamaや配布元のページで最新版がどれかを必ず確認してから試してほしい。
本記事は2026年9月時点で確認できた情報をもとにまとめています。このジャンルは更新が非常に速いため、実際に導入する際は配布元の最新情報をあわせてご確認ください。


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