ローカルLLMのためにメモリを16GBに増設してみた|8GBとの違いを実感した話
ローカルLLMを検証していく中で、別のPCで動作の重さが気になっていた。原因を探っていくと、そのPCのメモリが8GBのままだったことに行き着いた。そこで、CORSAIRの「VENGEANCE LPX」16GB(8GB×2)に増設することにした。実際に増設して分かったことをまとめる。
- 5分増設にかかった時間
- 8→16GB容量の変化
- 3200MHz対応クロック
1なぜメモリを増設したのか
8GBのままローカルLLMの検証を続けていたところ、動作の重さが気になるようになった。以前の記事では主にGPUのVRAM容量に注目してきたが、システムメモリの容量も、快適に動かせるかどうかに直結することを実感したのがきっかけだ。
2CORSAIR VENGEANCE LPXとは
16GB(8GB×2枚)のDDR4メモリキット。最大3200MHzに対応し、Intel XMPにも対応している。デスクトップPC向けの定番モデルで、ヒートシンク付きのブラックのデザインだ。今回使用したのは「CMK16GX4M2E3200C16」という型番のCORSAIR VENGEANCE LPX 16GB。
| 容量 | 16GB(8GB×2枚) |
|---|---|
| 規格 | DDR4 |
| 対応クロック | 最大3200MHz |
| 対応機能 | Intel XMP |
3なぜローカルLLMにメモリが重要なのか
RTX 3060で検証した記事でも触れたが、モデルがGPUのVRAMに収まりきらない場合、はみ出した部分はシステムメモリ(RAM)側で処理される「オフロード」という仕組みが働く。つまり、VRAMが十分でも、システムメモリが少ないとそこがボトルネックになる。
メモリはOSやOllamaといったアプリケーション自体の動作の土台でもある。メモリが不足していると、モデルを試す以前に、PC全体の動作そのものが重くなってしまう。おすすめモデルをまとめた記事でも紹介した通り、扱いたいモデルのサイズが大きくなるほど、この土台の余裕がそのまま快適さに直結する。
4実際に増設してみた
取り付けにかかった時間は5分程度だった。メモリスロットへの取り付け自体はシンプルな作業で、特別な工具も不要だった。
58GBと16GBで何が変わったか
増設後、体感できた変化は主に3つあった。
- 動作が軽くなった:8GBのときに感じていたもたつきが解消された
- 扱えるモデルの幅が広がった:8GBでは厳しかったサイズのモデルも、無理なく動かせるようになった
- 他の作業と同時に動かしても重くなりにくくなった:ローカルLLMを動かしながら別の作業をしても、以前ほどPC全体が重く感じることがなくなった
VRAMの容量ばかりに気を取られがちだが、システムメモリの余裕も、快適さに直結する要素だと実感した。
6こんな人におすすめ
- ローカルLLMを試していて、動作の重さを感じている人
- 8GB環境で「もう少し余裕が欲しい」と感じている人
- GPUだけでなく、PC全体の快適さを底上げしたい人
7まとめ
- 増設は実測5分で完了
- 8GB→16GBで動作の軽さ・扱えるモデルの幅が改善
- 他の作業との同時実行も快適に
ローカルLLMの検証はGPUのVRAM容量に注目しがちだが、システムメモリの余裕も同じくらい重要だと、今回の増設で実感した。8GBから16GBへの増設で、動作の軽さ・扱えるモデルの幅・他の作業との両立、いずれも体感できるレベルで改善した。ローカルLLMの動作に不満を感じている人は、GPUだけでなくメモリ容量も見直してみる価値がある。
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